展示会を行うものの、集客のためにどのようなことを行えばよいのか悩むこともあるかと思います。展示会は一度で多くの方と接触できますし、新規の見込み顧客を獲得するための大きなチャンスです。そんな展示会のよさを最大限に生かしたいものですね。
そこで今回の記事では、展示会での集客のポイントをお話ししていきます。
展示会での出展だけで集客できると思いがちですが、集客のためには既存顧客に対しての展示会前のアプローチが重要です。また、展示会でブースが目立てば人数だけで言えばお客様が集まるでしょう。しかし、このようにフラッと立ち寄った人は購入を真剣に考えていないことが多く、見込み顧客になりにくいです。真剣に購入を検討している人は事前にリサーチしていることが多いので、告知などを行って事前集客に力を入れるべきなのです。
目的は出展ではなく、来場者を増やして顧客になってもらうことです。そのためには、ブースの内容やデザインにこだわる必要があります。出展自体がゴールになってしまうと、来場者のニーズを見落としがちです。とりあえず出展するのではなく、誰に何を売るのかという本当の目的を意識しなければいけません。
会場での対応は、その企業のイメージにも直接影響するのでかなり重要です。来場者が気軽に立ち寄れるような接客が大切です。スタッフの清潔感や態度、来場者への声のかけ方など細かいところまで気を配りましょう。
会場での対応ももちろん大切ですが、来場者への事後フォローが重要です。展示会後に何もしなければ、見込み顧客との契約の機会を逃してしまうことになるかもしれません。また、既存顧客との関係性にも影響します。来場者に対して良い印象を残すためにも、事後フォローはきちんと行うべきです。
よく行われる方法がDM(案内状)の送付です。既存顧客へはもちろんのこと、見込み顧客へアプローチすることができます。予算に合わせて自身でリサーチしてもよいですし、リサーチ会社に依頼するのもおすすめです。DMの中身としては、展示会の内容のほか、展示予定の商品やサービスの紹介、担当者の名刺などを同封すると良いでしょう。
やみくもに顧客リストの全体に案内状を送ることは、あまり効率が良いとは言えません。展示会では、毎回テーマが決まっているかと思いますが、そのテーマに合った顧客にアプローチすることが大切です。興味を持ちそうな顧客に対して積極的にアプローチすることで、来場の可能性が高まります。
案内状を送ることにプラスしてメールを送ることも大切です。案内状が届く頃に、案内状がきちんと届いたかを確認するメールを送ることで案内状を見てもらえる確率も上がります。ただし、メールは開封率が低めなので件名でしっかりと内容を明記することが大切です。
SNSは拡散力もありますし、不特定多数に発信することができますのでSNSで告知することは効果的です。見込み顧客は事前に調べてから来場することも多くあります。その際に目に留まるようにSNSで告知しておきましょう。SNSに投稿するときに展示会や自社サイトのリンクを貼っておくことも忘れてはいけません。
SNSと同様に、自社サイトで告知しておくことも集客につながります。自社サイトで数か月前ほどから掲載するとよいでしょう。特設サイトなどを作ることもおすすめです。自社の展示内容を詳しく紹介することが可能になります。
展示会の来場者に自社のブースを訪れてもらうには、他よりも目を引く仕掛けが必要です。来場者に興味を持ってもらえるようなブースづくりを行いましょう。特に、テーマカラーを決めたり、デザインに凝ったりして統一感のあるブースづくりがおすすめです。スタッフも、同じTシャツを着たり、ユニフォームを着たりして統一感を出しましょう。
展示会の来場者が自社ブースに来るきっかけになるものの1つにノベルティーがあります。何かを渡すことで来場者の満足度も高まりますし、帰ってからもノベルティーがあることで思い出すきっかけになったり、商品名や社名を入れることで宣伝になったりもします。ただし、ノベルティだけを目当てにする来場者がいることには注意しましょう。そのためアンケート回答と引き換えにノベルティをプレゼントすることがおすすめです。
来場者に対してどのような声かけをするのか、どのようなトークで誘導するのか事前に作戦を練って共有しておくことをおすすめします。他にも、スタッフの配置についても決めておくことをおすすめします。来場者への対応は自社のイメージにも関わりますので、きちんと共有しておくことが重要です。
ブース内でのセミナーなどをSNSで配信することもおすすめです。配信だけならYouTubeなどを使って簡単にできますし、来場出来なかった人達に展示会と同じようなアプローチを行うこともできます。また、配信までしなくとも、ブースや会場の様子をSNSにアップすることもおすすめです。拡散効果がありますから、集客に繋げることができます。
展示会へ出展する目的を明確にすることで、展示会の効果を上げることができます。以前はすぐに商談になる案件獲得を目的とすることがほとんどでしたが、最近では見込み顧客の獲得を目的とすることが多いです。見込み顧客の獲得が目的の場合、興味を持ってくださった来場者とできる限り名刺交換をするなどして繋がりを作ることが大切です。
来場者が求めるコンテンツを予想して準備しておくことが大切です。例えば、体験イベントを行うことで商品やサービスの価値をより理解してもらうことが可能になります。体験ブースは来場者の注目を集めることもできるのでとてもおすすめです。また、商品やサービスを導入した時の成功事例などを動画で流すこともおすすめです。
最初に少し触れましたが、展示会後のフォローが見込み顧客の獲得のためには重要です。そのため、事前にどのようなことを行うのか考えておくことをおすすめします。例えば、展示会で受け取った名刺はデータ化してお礼メールを送るとよいでしょう。お礼メールのなかには自社製品のリンクを載せておくこともおすすめです。
今回の記事では、展示会での集客の行い方のポイントを解説しました。事前の入念な準備が当日の成功につながりますので、この記事を参考にぜひ実践してみてください。
また、アジリティーではイベントでの運営のお手伝いやスタッフ派遣を行っています。24時間全国で受け付けていますので、何かお困りのことがありましたらぜひご相談ください。
2022.11.07
Category: コラム