展示会には長期間の準備とコストがかかります。ですが、せっかく展示会をやったのにその意味がなかったり薄くなってしまうような結果になることがあります。この記事では展示会の意味が薄くなってしまう原因や展示会の効果を最大限発揮する方法について紹介していきます。
近年、コロナの影響で展示会の来場者数は減少しています。そもそも展示会を見学する来場者が居なければ自社がどれだけ良い展示を行っても高い集客効果は見込めません。自社のブースへの来場者数だけでなく、展示会全体の来場者数に目を通すことで目標の集客数に届くほどの来場者が来るかを見分ける必要があります。
競合他社との出店が多いと、似たような展示が必然的に増えてしまうため、自社の存在が埋もれる恐れが発生してしまいます。そうしたリスクを避けるためには自社独自の特徴や違いをアピールし競合他社のと明確な差別化をすることが必要です。
展示会では多くのビジネスマンとの間で名刺や資料の交換が行われます。ですが、訪問したブースの製品やサービス、利益を十分飲み込めないまま名刺や資料を交換するだけで終わるというケースもほとんどです。その場で情報交換するだけでなく、最終的に成約にしっかりつながるような展示プランを立てることが重要なのです。
自社のターゲットとしている見込み客が明確でも、売り込みたい商品の目的、目標が明確になっていないと集客は上手くいきません。見込み客が商品の目的・目標に一目で気づけるような展示を検討することが必要になります。
展示会に出展をするときは見込み顧客の獲得や既存の顧客との関係を深めるなど目的を明確にしておくことが必要になります。また、展示する商品のどのポイントをアピールするかやどれほどの集客数を集めたいかなど明確な目標を立てておくことも必要になります。これらを対策しておくことで展示会の内容が中途半端なものでなく目的・目標を達成するための分かりやすいものになります。
展示会ではリード顧客数や投資利益率など商品の効果測定をするうえで有益な情報をいくつも集めることができます。もちろん展示会のほかにもネット集客や日ごろの営業活動などから効果測定のための情報を集めることができますが、展示会から得た情報は効果測定の領域をより広げることができます。効果測定についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
展示会の効果測定はどう行う? 展示会の効果を底上げする方法とは?
スタッフにやる気やモチベーションを持たせる一番の方法は目的と目標を明確に共有することです。目的や目標が明確になることでスタッフは自身の働きが他人や社会に役立っていると感じることができるため、より仕事に集中できるようになります。
来場客は展示内容だけでなくスタッフの対応からも会社の印象を判断します。スタッフの対応が他の展示ブースに比べより誠意のこもったものであれば来場客に「このブースは他と比べて対応が良いな」と、他の展示ブースとの差別化につなげることができます。
スタッフ派遣では依頼されたイベント業務に合わせて適性のあるスタッフを派遣してくれます。例えば、地道な作業が得意なスタッフは施工が必要な現場中心、モチベーションの高い営業スタッフには運営の要となる仕事に派遣します。
イベントスタッフは展示会で必要となる業務をしっかり担当できます。運営スタッフとして来場客を誘導したり受付をするのはもちろん、MC・ナレーターや着ぐるみなどの特別な技術・能力が必要な仕事も最適なスタッフを派遣することで遂行してくれます。
イベントは携わる全員で作り上げるものです。スタッフ派遣で勤務するスタッフはただ作業をこなすだけでなく、「自分もこのイベントの当事者」という意識を持って全力でお客様をサポートしてくれます。
以上が展示会の意味が薄くなってしまう原因の紹介から展示会の効果を最大限発揮する方法の紹介になります。質の高い展示会は目的・目標の明確な設定から始まります。スタッフやメンバーに決めた目的・目標を共有すると展示会から得られる成果はより大きくなります。
アジリティはイベントに特化したスタッフ派遣会社です。この記事を読んで少しでも相談したいと考えた方はぜひお問い合わせください。
2023.01.17
Category: コラム